練習日
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2位以下に3打差をつけて単独首位で大会最終日を迎えた矢野東。
この日は6バーディ、1ボギーの67でラウンド。通算21アンダーまでスコアを伸ばし、今季2勝目、ツアー通算3勝目を飾った。

初日、2日目で通算13アンダーまでスコアを伸ばしていた矢野だったが、昨日の大会3日目は、
3つスコアを伸ばしただけにとどまり、後続に迫られていた。
3日目、同じ最終組だった横尾要も「なぜか最終組ってもたつくんですよね」と話すように、不思議と最終組はスコアが伸びない傾向がある。

そして迎えた最終日、ビッグスコアが出やすい袖ヶ浦CCだけに混戦必死かと思われたが今年の矢野には心の強さが備わっていた。
前半こそ、最終組特有の重苦しい雰囲気の中、片山晋呉、宮本勝昌らと共にスコアが伸びない気配が漂っていた。
しかし9番パー5で4メートルのバーディパットを沈め、悪い空気を断ち切った。

「今はトップに立っているのが本当に気持ち良いんです」と言う通り、矢野は今季、常にリーダーズボードを見ながらプレーしている。
以前はそれがプレッシャーになって崩れることもあったが、今はそのプレッシャーを感じながらでも良いプレーができる自信があると話す。
追いかけるよりも追われる方が勝つのは難しいとよく言われる。
しかも今日は最終組でキング・片山と同組なだけにプレッシャーを感じるのは当然だが、
その中で2位以下に4打差をつけて優勝を飾った姿には本物の強さを感じた。
片山とは9月のANAオープンでも最終組で回っており、その時も追いかけられる立場で見事逃げ切っている。
「来週も勝つ自信がありますよ」と本当に今のゴルフに自信を持っている矢野が賞金王を視野に入れ始めた。


2004年以来4年ぶりの参戦となった丸山茂樹が68をマーク。
通算15アンダーの3位でフィニッシュした。
首位の矢野とは5打差の通算11アンダーの4位タイからスタートした丸山だが、前半はグリーンの重さに悩まされ、
再三パットをショートする光景が続いた。
4年ぶりの大会参戦、久々の日本ツアーでの勇姿を見ようと駆けつけた大ギャラリーが湧いたのは8番パー3のグリーン上。
5メートル強のバーディパットがカップに吸い込まれるとまるで優勝パットのような歓声が沸き起こり、丸山も会心の笑顔で応えた。

PGAツアーで日本人の代表的な存在として活躍し続けてきた丸山だったが、
コースの距離が伸び、また年齢的な体の変化や怪我などが影響して、
徐々に本来のプレーができなくなっていた。
本人曰く「何をやっても予選も通らない状態でした。自信も失っていた」と話す。
その失ったものを取戻すために日本ツアーに帰ってきた丸山。
優勝という言葉を口に出せる状態ではないと謙虚に話していた丸山だが、
過去4度の優勝経験がある得意なコースで久々の2桁アンダーは大きな自信に繋がった様子。
欲を言えば2位に入りたかったと話すが、今回のような自信を積み重ねていくことが、今の丸山には最も必要なことなのかもしれない。

来シーズンは日本ツアーをベースにプレーをすると公言している丸山。
「丸山さんのような存在は日本ツアーには必要ですよ」と選手会長の宮本も声を弾ませている。
イップス気味になっていると言うドライバーショットも最終日のプレーを見る限りでは光明が見えてきたようだ。
この秋は丸山のプレーから目が離せない。


大会最終日、優勝こそならなかったもののブリヂストンの契約選手達がホストプロとして気迫溢れるプレーを見せてくれた。
3位の丸山を筆頭に、通算14アンダーの4位タイには近藤智弘と宮本勝昌の2人。
通算12アンダーの9位タイには池田勇太が入った。

最終組の宮本は3バーディ、1ボギーの2アンダー70とスコアを伸ばしきれなかったものの、
初日に大会レコードタイをマークするなど大会を多いに盛り上げた。
また近藤も足の痛みに悩まされており、先週はメジャーの日本オープンを欠場して今週の試合にのぞんでいた。
何カ所も病院に通っているものの今だにはっきりした原因はわかっていないようで、本人もかなりのストレスを感じている様子。
それでも「ゴルフをしているのは楽しいので」と足の痛みを乗り越えて4位タイで4日間のプレーを終えている。

また今年がルーキーイヤーとなる池田勇太が、9位タイで賞金3,930,000円を獲得。
通算で獲得賞金額を19,260,000円とし来季のシード権を確実なものとした。
10月のコカ・コーラ東海クラシックで最後まで優勝争いをして2位。
そして今回もきっちりベスト10に入るあたり、早くもレギュラーツアーの水に合ってきたという証と言える。
ルーキーの年にシード権を獲れたのは嬉しいことだが、目標は日本シリーズに出ることだと断言。
若さと才能、そして強いメンタルを持ち合わせている池田が今年中にツアー初優勝を目論んでいる。

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